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FUYUU

20140413

明日の太陽の住所はわからないから

零れてくる夕景の橙を丁寧にビンに流し込む 

そうっと橙色を舐めてみれば

一日分の記憶の味

ここに太陽の住所を与えよう

'4月12日午後4時37分'

次の日の朝

太陽の光で目覚めると

時計は左回り

ビンの色は水色で

底に薄っすらと溜まっているのは透明の水

新しい太陽の住所は?

'時計が当てにならなくなった今'という時間

左回りになった時計の1秒先ってどこだろう