日常と非日常が どんどん混ざりあって いつのまにか なにも非日常じゃなくなって それはそれで なんだか哀しい そんなことを思う午前六時の電車の中 ふと見上げたら空がとても綺麗で 久しぶりに生きているという心地がした

幼いときに教えて欲しかったこと 夢を持つ大切さより 夢に破れても幸せになれる価値観 誰とでも仲良くなれる術より 人に嫌われる勇気 誰かを想うより 自分を想うこと

憧れが憧れじゃなくなるの こわい いつまでも 距離感のわからない子供 幻想が真実でないの わかっているから ずうっとブレーキを踏んでいる もう長い間 感情に素直になれない子供のまま

冬です。一番好きな季節です。 ようやくというか、もうというか。 苦しくて切なくて甘い季節です。 コートにくるまって帽子とマフラーを身につけて ポケットに手を突っ込んでうつむきながら歩く感じとか 街のイルミネーションがキラキラと輝いている感じとか…

好きという気持ちは いつでも透き通っていてほしい 理性がすり抜けてしまうほど 透き通っていてほしい 澱みのある好きに慣れてしまうと つい忘れてしまうけれど 透明の好きに勝てるものなんて 存在しないんだ だから全部透明にして 私の中の好きの気持ちを …

繊細な人はときに生きづらいんだ とある人は言った そうかそうなのか 私は自分のことを繊細だなんて思ってなかったよ すこしばかし考える時間が人より多いだけだと思ってた たしかに 生きやすくはないな もっと馬鹿だったらどんなによかっただろうと思う 全…

知らず知らずのうちに 重みのない言葉を使うことに慣れてしまって 生きやすくなった代わりに ずいぶんと浅い世界になってしまった そして そんなことにてんで気付いていない人の多さに 私はうんざりしてしまうのだ 本当は１００パーセントの真実性を持ってい…

なんだか色んなことを知りすぎてしまったと思う 汚い世界を知りすぎてしまったと思う 純粋なキラキラした気持ちや ドキドキする気持ちは もうやってこないのだろうか 私が大好きだったあの気持ちは もうやってこないのだろうか 明日が輝いて見えたり 物事の…

この世界はまるで水中みたいだ キラキラしていて神秘的で底が深くて 息苦しい 見えるものは曖昧で 泳ぎ方を知らずにもがけば 身体はずぶずぶと沈んでいく 私は 上手に泳げないから溺れている なんとか沈まない程度に溺れてる だけれどたまに上手く泳げて 息…

いよいよ朝が来る、という瞬間が苦手だ 虚無感 絶望感 何かとてつもなく大きなものに圧迫される気持ち 朝の光は私から大事なものを奪っていく 朝はきっと、エネルギーがありすぎるんだ そして夜のうちに沸き上がった私の中の泡のようなエネル ギーはぽつんぽ…